中年からはじめたテニス 運動不足のために何気なくはじめたテニスが…いつの間にかはまってしまってテニスなしでは生活できなくなった中年ｵｼﾞｻﾝ物語

　昨夜2週間ぶりのテニスをしました。

　仕事が多忙な合間を縫って、今月から入会したスクールレッスンへ行ってきました。

　コーチは今月から近くのスクールに帰ってこられた私がテニスを始めた当初の元コーチ（今月から「現コーチ」ですね！）です。

　約1年ぶりにテニスを習い始めたわけですが、今の課題はボレーです。

　特にハイボレーで、確実に相手コートのアレーに速いボールはいらないので、沈めて決めること。

　その要領は、
　　　　　　・ボールよりも高いところにラケットをセット
　　　　　　・ラケット面は打ちたい方向のまま
　　　　　　・インパクトの瞬間の合言葉は「手刀」
という感じなのでしょうか？

　４回目にして、少しは理屈は分かってきたような気がしますが、なかなか思い通りにはいきません。

　コーチから、
　　　　　　「ラケット、振ってます…」
　　　　　　「ラケット、引きすぎ…」
　　　　　　「身体、突っ込んでます…」
　　　　　　「打点、遅れてます…」
　　　　　　「脇、開きすぎ…」
　　　　　　「ラケット、前にセット…」
　　　　　　「ゆっくりでいいから、沈める…」
　　　　　　「スピードはいらない…」
　　　　　　「コース中心…」
　　　　　　「最後までラケットは打ちたい方向のまま…」
等々、球出しの一球一球にアドバイスをもらいました。

　これは本当に有難いことです。
　スクールでなければ、誰もこうしたアドバイスはくれません。

　こうしたアドバイスを繰り返しもらう中で、何とか、コーチのいう、「手刀ボレー」を身体で習得して、確実な決めのボレーを習得したいものです。

　ボレー…。
　これまた奥が深いです…。　　　　

　今のテニスと同じくらい私が大切にしてきたものを昨日手放しました。
　
　それは8年前に購入したバイクです。

　一昨年のゴールデンウィークには、そのバイクで学生時代以来のツーリングに出掛けたりもしましたが、とうとうそのバイクを手放すことになってしまいました。
　
　私のバイクが、バイク屋さんのトラックに乗せられる様子をずっと見ていたのですが、すると、私のバイクが、私に「さようなら」と言っているような気がしたのです。

　知らず知らずに、涙があふれ出そうなやばい状態になってしまっていました。

　その私の様子にバイク屋さんも気付いたようで、私に
　　　　　「愛着があるのでしょう。」
　　　　　「最後は寂しいですよね。」
　　　　　「大事にしますので…」
　　　　　「また、大切にされる方に買ってもらいますので…」
　　　　　「本当に大事にしますので…」
などと何度も言って下さいました。

　嫌なことがあったとき、何か考え事をするとき、天気がよかったとき、テニスに行くとき、子どもも忘れ物を届けるとき、急な出勤のとき、母の墓参りに行くとき、その他様々なシーンで私はバイクに付き合ってもらい、バイクとの思い出がありました。

　この8年間、本当にありがとう。
　中年おやじながら、そのバイクとともに人間的にも成長させてもらったことも沢山あったような気がします。
　
　バイクよ…さようなら…。
　
　次のオーナーにもきっと大事にしてもらえるように祈っています。

　新年明けましておめでとうございます。
　本年もよろしくお願いします。

　新年に入り、もう何回もこうした挨拶をしました。
　お正月は忙しいながらも、こうした挨拶をして心をリセットする良い機会です。

　ところで、昨夜、身近なスクールにカムバックされたコーチの体験レッスンへ行ってまいりました。

　約1年振りのスクールでのレッスンでしたが、やはりスクールは必要であると感じさせられました。

　他人がテニスをしている姿を見ながら、自分はどのようなテニスをしているのだろうとよく思うときがあります。
　そんな時、いつも、自分勝手に「多分、こんなんだろうな」と想像して、悪い点も分からずじまいにしています。

　ところが、スクールではコーチから、
　　　　　「今のは…」
　　　　　「…になってしまっています」
　　　　　「…したらダメ」
　　　　　「今のはOK」
等々と、個人に応じた様々なアドバイスや注意が貰えます。

　久々に自分のテニスをコーチに見て貰い、注意やアドバイスをいただき、意外なところで「あっ、そんな風になっているのか」と気付かされ、スクールの必要性を感じました。

　そして、その後、早速スクールに入会することにしました。

　今年は、しっかり一からテニスの基本を覚え直して、一枚脱皮したテニスを目指したいと思います。